女=男=私⑤


今回テレビを見ていて、とても驚き感動したことがありました。それは演歌歌手の男性がそれこそ性別を超えて、新たなジャンルで露出したからです。

それはまさにトランスジェンダーであることを公然とカミングアウトしたとしか思えませんでした。前からオネエ言葉を使うなどの噂はありました。

しかしあまり演歌に興味の無い私などは、どうでもいいよというように思っていたのです。

そんな興味の無い演歌歌手にとても感動したのは、正直、その方が男性、女性などの性別はどちらでもかまわないのですが、今まで築いてきた自分の立ち位置を変えてまで、自分らしく生きたいという思いの強さにです。

ズンズンズンドコと歌っている姿をよく見ていた私にとっては、今回の姿は似合っているのかといえば、う~と思ってしまうのですが・・・しかしそんな回りの、他人の反応より自分の人生を生きていきたいと、自分の真の姿を世に出す勇気に私は胸が一杯になったのです。

だってそこまでに至るまで、どれだけの葛藤や苦しみを乗り越えたのかと想像すれば誰がそれを非難したり、笑ったりできる他人がいるのでしょうか?

虚像に耐えていれば、その人にもたらされる、名誉や金銭とご褒美があたるということも充分に分かっていても、曲げられない自分の姿を貫き通すことは、そんな簡単で単純なことではないことも少なからず分かるような気がします。

このシリーズの冒頭にも言いましたが、男、女などの区別、差別って生活には必要なことなのかもしれませんが、たまたま、生物学的な性別とその人の自覚の性別が違うこともあると思います。

その人達が回りに迷惑をかけないのなら、私達も誰が決めたか分からない釈で正しいとか普通でないとか、その人達を非難攻撃して、迷惑をかけてはならないと私は思うのです。

男性、女性という区別に入らなくても、自分らしく生き抜く貴方を、私を応援したい・・・

お・わ・り

投稿者: Kayo

美容師から 古典、歎異鈔などのセミナー講師への転身、30年間北は北海道から南は沖縄まで全国を講座に回る。 2020年に退職し、夢に向かっての奮闘記や、ジェンダー問題をブログにて公開中! ★Bar経営 ★メンタルヘルス・マネジメント®検定試験Ⅱ種合格

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