よく離婚経験者が口にすることがある、結婚の倍、離婚は大変だと・・・
経験ということは個々によって受け止め方が違うので、そんな言葉を聞いても私は深く受け止めて いなったが、自分が経験してみて、まさにその通りだった。
結婚は家族、親戚、知人は喜んでくれるイベントではあるが、離婚は喜んではくれない。
また、反対されるという苦労がある。私の場合特に母親に反対された。両親が地元で商売をしていた。
また元主人がその父の後を継いでいたこともあり、離婚を知られたくないという両親の意向があって旧姓に戻すことを諦めた。
もちろん意に反していたが、それよりも何よりも離婚を早く成し遂げたがった私は名前ぐらいいいやと思い結婚時の名前を名乗った。
そしてほとぼり冷めた頃、旧姓に戻そうと考えていた。
名前を変えなかったことで、離婚の手続き自体は結婚ほど大変ではなかった。
それから瞬く間に時間が経ち、2年ちかくの月日が流れた。
離婚から月日が経てば経つほど、自分の名前に違和感を覚えるようになってきたこの姓は自分の名前ではない、もう関係を切った元主人の名前なのだということ・・・
そこで、そろそろ旧制に戻そうと、市役所に相談に行った、そこで簡単な手続きだろうとたかをくくっていた私に窓口の係りは言う。
「貴方は離婚後半年以上経っていますので、ここでは旧姓に戸籍を変えることはもうできません、どうしても旧姓に戻したいのなら、家裁に申し出てください」と思いもよらぬ答えに驚いた。
家裁とは??家庭裁判所??なんで??
ここから私の氏名変更のプロジェクト??がはじまるのだ・・・・・つづく