時代は平成で私がまだ独身で20代半ばだった頃、ある宴会の席で私は結婚する時は夫婦別姓にしたいという思いを素直に述べてみた。
その場にいた男性弁護士は結婚すると女性は名前が変わる為、今までの履歴が消えてしまうので弁護士の女性でも別姓を希望する人が増えてきたと言っていた。
それを聞いていた30代の男性は、それでは夫婦になる意味がない、姓が一緒でこそ夫婦ではないのかと主張していた。
夫婦別姓は力のある女性の進出には必要なことではないかという意見でその話しは終わった。
男性と女性っていうのは立っているところが違うな~と正直思った。
そして私はその時決意する。
法律が改正されて私が結婚する時は絶対別姓にしてやる~~と。
しかし、私がその後結婚した時も、令和になった現在も夫婦別姓の法律改正はされていないのだ・・・・これでいいのか日本と???と私は問いたくなる。
夫婦で一緒の姓にしたい夫婦もいるだろう。
女性でも愛する男性の名字を名のりたいという人もいることも分かる。
子供の問題もあるだろう。
全く問題が無いわけではないことも理解できるし、夫婦が同じ姓を名乗ることを夫も奥さんも納得していればそれでいいこと。
だからこそ多くの女性は男性の姓に変更する。
だけどそこに疑問符をもち、意味を見いだせない女性がいることもまた現実なのだ。
女性自身のキャリヤの問題とか別姓を希望する女性の意見がある。
外国では当たり前のこととして施行しているのに、法律改正を反対する人達にとって夫婦別姓は何か不利益なことがあるのかと変に勘ぐってしまいたくなる。
かくいう私も20代後半で結婚した、当然のように相手の姓に変えた。
入籍するイベントは同時に自分の名字を変えるということなのだ・・・
銀行のカード、印鑑、自分の名前がついているあらゆるものを全部変更しなくてはならないのである。
その行為はなぜだか女性に強いられるのだ。
そして離婚するときにも、日本社会の戸籍制度が如何に男性優位に作られているのかを思い知らされることになる。 つづく