今回はもう少し女性ホルモンが減少するとどのようなことが私に起きるのかを述べておきたい。
私は子供の頃からマンガが大好きで、いい大人になっても月刊誌のマンガを何冊も読んでいた。
特に小学生の頃から毎週月曜日に必ず読んでいたのが週刊少年ジャンプである。
そんなマンガ好きの私がどうしたことが、ジャンプの立ち読みがおっくうになってしまった。そしてついには一冊も読めなくなった。
そのことは自分の中でも青天の霹靂だった。
そして排卵がとまったということは、分かりやすく言えば子供ができなくなるということなのだ。
若い頃はある種、男性と付き合う時に一番恐れていたことは妊娠することだった。
当時、仕事を失いたくないからである。
それがもう自分には起きないという現実を目の当たりにした時に、何か足りない女というレッテルをはられたような気がした。
当然回りの男達にはそんなことがわかるはずもないのだか・・・
そんな変な感情をもっている私だから目の前にいる男性と上手くゆくはずもない。
その男性がよく言う”めんどくさいという言葉に酷く傷つき、ひきずるのだ、昔ならそんなこと言われたらパンチしていただろうに・・そして、私は生まれて初めて振られるという悲しい経験をすることになる。
母が亡くなって悲しいこともあり涙が毎日とまらない。
腫れぼったい私の目は、ますます腫れあがり、とても自分の顔を鏡で見るのが苦痛となって真面目に整形手術を考えていた。
この顔が変わればまた女として自信がつくのかもと、とんでもない思考回路になっていった。
当時よく男性に私、女として魅力的に見える?などと、今ならとても口に出せない、とても鬱陶しい質問を恥ずかしげもなく聞いていたのだ(ああ~思い出すのも恥ずかしい~)
今にして思えば女性ホルモンの減少による病状だったのだと知らされる。
HRT治療をはじめると、少し精神も落ち着いてきたのか、毎月の煩わしい生理もなくなりちょっと開き直りを感じはじめた頃、女医は「女性ホルモンの数値も上がってきたから、今日から黄体ホルモンを処方して生理をおこしますよ」と淡々と告げられる。
え~うそ~ ナプキン全部後輩にあげちゃったよ~また買わねば・・・などとどうでもいいことを考えていた私だったのだ・・・生理が止まったのになぜ生理を起こす???つづく