HRTの治療が開始され、3回目の通院の時に黄体ホルモンを処方され、一度とまった生理を 起こすこととなるっと言っても、これは医師いわく生理のようなものということだ。
私はエセ生理と名づけているのだが、つまり子宮内膜をきれいにしないと子宮内膜が増殖 して子宮体がんの一因となるので、生理様によって子宮のお掃除がなされるのだ。
女性の皆さんなら経験があるだろうが、月1度の生理は本当に女性にとっては苦痛の何者 でもない、しかもあれだけの大量の血液が身体から流れ出るのだから大変な血液、水分の入替えだと思う。
更年期になりよけいに生理というのは子宮の掃除としか私には思えないのだった。
黄体ホルモンを処方され朝、晩のみはじめて、10日目にエセ生理がはじまった。
治療がはじまったことで身体は少し改善の兆しがみえてはきたものの、私を取り巻く環境の悪化は依然変わらなかった。
この更年期障害もそうだが、環境、ストレスが大きな影響をもたらすのは間違いない。
母の死後、今にして思えばもう1ヶ月は休暇が必要だったのだ、癌患者の看病は精神的に強い私でもとてもダメージとなった、そして母を失った悲しみ、喪失感を抱えながらの仕事復帰はそれはそれは苦しいものである。
一旦仕事がはじまれば、私の個人的感情や体調などはお構いなしだから、ストレスはたまる一方なのだ。
そして当時はまだそんな言葉も認識できていなかったのだが、私の身近な人にサイコパスがいたのであった。※サイコパスについてはこのシリーズのあと詳しく明記したい。
ここにいたら私は生きてはいけないと決意をし、上司にここから異動させてくださいと願い出た。
更年期障害の病状を訴えた私に、男性上司はホルモンって怖いですね・・とぼそっと言ったその言葉に、私自身妙に納得してしまったのだ。
更年期障害をかかえて、新たな任地へと出発するのである・・・・つづく
※HRTの治療のメリット、デメリットはネットなどに沢山でているので参照願いたい。これはあくまでも私の更年期障害の体験記である。