女=男=私③

よく離婚経験者が口にすることがある、結婚の倍、離婚は大変だと・・・

経験ということは個々によって受け止め方が違うので、そんな言葉を聞いても私は深く受け止めて いなったが、自分が経験してみて、まさにその通りだった。

結婚は家族、親戚、知人は喜んでくれるイベントではあるが、離婚は喜んではくれない。

また、反対されるという苦労がある。私の場合特に母親に反対された。両親が地元で商売をしていた。

また元主人がその父の後を継いでいたこともあり、離婚を知られたくないという両親の意向があって旧姓に戻すことを諦めた。

もちろん意に反していたが、それよりも何よりも離婚を早く成し遂げたがった私は名前ぐらいいいやと思い結婚時の名前を名乗った。

そしてほとぼり冷めた頃、旧姓に戻そうと考えていた。

名前を変えなかったことで、離婚の手続き自体は結婚ほど大変ではなかった。

それから瞬く間に時間が経ち、2年ちかくの月日が流れた。

離婚から月日が経てば経つほど、自分の名前に違和感を覚えるようになってきたこの姓は自分の名前ではない、もう関係を切った元主人の名前なのだということ・・・

そこで、そろそろ旧制に戻そうと、市役所に相談に行った、そこで簡単な手続きだろうとたかをくくっていた私に窓口の係りは言う。

「貴方は離婚後半年以上経っていますので、ここでは旧姓に戸籍を変えることはもうできません、どうしても旧姓に戻したいのなら、家裁に申し出てください」と思いもよらぬ答えに驚いた。 

家裁とは??家庭裁判所??なんで??

ここから私の氏名変更のプロジェクト??がはじまるのだ・・・・・つづく

女=男=私②

時代は平成で私がまだ独身で20代半ばだった頃、ある宴会の席で私は結婚する時は夫婦別姓にしたいという思いを素直に述べてみた。

その場にいた男性弁護士は結婚すると女性は名前が変わる為、今までの履歴が消えてしまうので弁護士の女性でも別姓を希望する人が増えてきたと言っていた。

それを聞いていた30代の男性は、それでは夫婦になる意味がない、姓が一緒でこそ夫婦ではないのかと主張していた。

夫婦別姓は力のある女性の進出には必要なことではないかという意見でその話しは終わった。

男性と女性っていうのは立っているところが違うな~と正直思った。

そして私はその時決意する。

法律が改正されて私が結婚する時は絶対別姓にしてやる~~と。

しかし、私がその後結婚した時も、令和になった現在も夫婦別姓の法律改正はされていないのだ・・・・これでいいのか日本と???と私は問いたくなる。

夫婦で一緒の姓にしたい夫婦もいるだろう。

女性でも愛する男性の名字を名のりたいという人もいることも分かる。

子供の問題もあるだろう。

全く問題が無いわけではないことも理解できるし、夫婦が同じ姓を名乗ることを夫も奥さんも納得していればそれでいいこと。

だからこそ多くの女性は男性の姓に変更する。

だけどそこに疑問符をもち、意味を見いだせない女性がいることもまた現実なのだ。

女性自身のキャリヤの問題とか別姓を希望する女性の意見がある。

外国では当たり前のこととして施行しているのに、法律改正を反対する人達にとって夫婦別姓は何か不利益なことがあるのかと変に勘ぐってしまいたくなる。

かくいう私も20代後半で結婚した、当然のように相手の姓に変えた。

入籍するイベントは同時に自分の名字を変えるということなのだ・・・

銀行のカード、印鑑、自分の名前がついているあらゆるものを全部変更しなくてはならないのである。

その行為はなぜだか女性に強いられるのだ。

そして離婚するときにも、日本社会の戸籍制度が如何に男性優位に作られているのかを思い知らされることになる。 つづく

女=男=私①

私は生物学的にいうと女性、雌と区別される。昨今はトランスジェンダーの問題とか、そもそも男と女の分類とは何なのかということも社会問題の一つだ。

この世を平穏に生活する為にも何事も区別が大事なことはよくわかる。幼稚園、保育園からはじまって組み分けからなされるのだから。

生まれた時にはまず♂、♀とカルテに書かれ、区別されるのである。

区別は色々あって当然なのかもしれないが、それによって差別される、生きにくくなるということは別問題なのではないかと考える。

カテゴリーは色々あっても女がダメ、男は良い、ましていわんやトランスジェンダーはカテゴライズもされないでは、現代社会に生きる人達として少しお粗末ではないのか。

そこで、私は女=男=私という方程式について考えてみた。人間はみな平等とはいえそうになっていない現実社会を私目線で申し訳ないが、掘り下げてみたい。

私が小学生の頃はまだ、ロリコンなどという言葉が珍しい時代だったので、部活動の帰りに夕方ブルマー姿で自転車で帰ったものだった。

それを母親に咎められることもない時代だ。

ある日、母が庭で洗濯物を干しているのをぼんやり見ていた時、電話が鳴った。

とると、若い男性の声だった。

何かアンケートに答えてくださいとのことだった、生理はいつ来たかという問いには何の疑問にも思わず答えていたが、その男の声がだんだんと息遣いがあらくなってきて私は直観的におかしいと思いはじめ、お母さんこの電話おかしいよと母に受話器を思わず渡したら電話は切れてしまったのだ。

母はすぐに小学校に電話をかけ、変態男の危険性を訴えたのだ。

その翌日、ホームルームで担任の先生から、昨日 〇〇ちゃんの家にこのような電話があったので皆さんも気をつけてくださいと、クラスのみんなに発表したのだ。

何か、自分が悪いことをしたかのようなあの居心地の悪さ。

私は女性という生物に生まれたことの恐ろしさ、また恥ずかしさを自覚せずにはおれなかった、はじめての出来事だ。

そしてそれが大人になってゆくともっと大きな影となって女に区別された私という人間に襲い掛かってくることを幼い私にはまだ予想ができなったのだ・・・・つづく

サイコパスと私⑧最終章

サイコパスという言葉は巷で見聞きするようになってきても本当に理解できている人はまだまだ少ないと思う。

それは実際にサイコパスより攻撃を受けた経験のない人にとっては遠い世界のドラマや漫画の登場人物でしかないから、サイコパスの生態を知ることの重要性はないのであろう。

私はある意味、サイコパスと共に人生を歩んできたといっても過言ではない。

色々な本を読みあさり、ネットで調べたきた。その結論はサイコパスは絶滅危惧種では

ないということ。

サイコパスの真実著者原田氏は言う

サイコパスが絶滅せずに、現代まで生き延びてたということは、その存在は人類全体に対しても何らかのメリットがあるのかもしれない」

カマキリのメスに交尾の後、どうしてオスを捕食するのかとカマキリを責めてどうなる。

だってカマキリだから・・・・

そのようにサイコパスに何で人の痛みが分からないのか、みんなが苦しんでいるのに分からないのか、と言っても無駄なのだ、だってサイコパスだから・・・・

ということは共存するしか道はないのだ・・・・

連日テレビでは、それこそサイコパスのような夫婦や恋人達に、虐待され命を落とす子供たちの悲劇が報道されている、幼児はサイコパスの両親から逃げられない、本当に痛ましい現実だ。

しかし私達はどうだろう?たとえサイコパスから攻撃を受けても、そこから逃げる術を持ち合わせているのではないか、そんな選択肢がもてるのだ。

サイコパスの話 名越康文医師

「虐待が連鎖するといいますが、まさにそれのような気がします。自分の上司にやられたのとつい同じ方法で部下をいたぶる、罵倒する、人格を攻撃する、さらに部下の成果を横取りする、異常なほどこき使うなどの可能性があります。もしパワハラを受けていて、寝られない、朝から気が重い、会議前に汗がでるといった症状が出ているならば、今すぐ転職を考えるか、配置換えを願い出るなどの行動を起こしたほうがよいことは事実です。配置転換まで何年か耐えてようやく開放された瞬間うつ病になっていたり、身体的な疾患になっていたりとか、パニック障害になっていたいりという可能性があります。そこから治療するのに何年もかかったり、場合によっては一生を棒に振る可能性すらある。そういう上司や家族からいつもストレスにさらされている人は、パンチドランカー的に鈍感になってしまっているので客観的に判断しなければなりません」

サイコパスにどのように向合うのか?逃げるのか?立ち向かうのか?関わりを断つのか?

さあ貴方はどうする?? かけがえのない私の時間をサイコパスの為に奪われたのでは勿体無い

明るい未来の時間を取り戻す参考にして頂けたらと思い書いていると

シリーズ⑧まで来てしまった。

人生を選択するのは貴方自身であり、私自身なのだ。 お・わ・り

さて次号はいよいよ、私が一番、世に発信したい本丸に入るとしよう・・・・

サイコパスと私⑦

サイコパスは歴史上でも、多くの大衆の上に立つ人達でもあった。

ヒトラーが国家のトップであって、恐ろしい政策を考えてもそれを国民に伝える通訳者のような存在が想像できるとサイコパス解剖学には書いてある。
(ヒトラーについては存知のことなので割愛させてもらう)

※ヨーゼフ・ゲッペルス 
ヒトラー率いるナチス政権下で宣伝全国指導者、宣伝大臣を務める。

ヨーゼフのようにスケールはでかくなくても、組織を率いるサイコパスに寄生して自分の欲望や達成感を得ようとしている者が必ずいるはずだ。

いるいるといいながら、この記事を読んでいる人達が目に浮かぶ・・・・

直近の部下がサイコパスに、「貴方のやることは血も涙もないですね」
と面と向かっていったら、サイコパスがどうなるのかよく知って学習しているのでそんなことは絶対に言わない。

そしてサイコパスのターゲットを一緒に攻撃して、やがてサイコパスと同じ行動をとるようになる。

偽サイコパスの出来上というわけだ!

そしてサイコパス軍団は閉寒主義だ。

情報が行き交ってはだめで、風通しがよいことを嫌うのだという。

完全な秘密組織の中にこそ、サイコパスは存在できる。なので、当の本人が亡くなってから その人はサイコパスでこんな酷い仕打ちだったといわれ多数の証言者がでてくるのだ。
マザーテレサ、スティーブ・ジョブズなど。

歴史を見れば見るほど、ブラックな組織体、それを率いるサイコパシーな幹部の行いが暴露されることは必然なのであろう・・・つづく 次回最終章