次にご登場頂くのが、ファレスさんとパトリシアさん夫妻である。
結婚して22年、3人のお子さんがいらっしゃる仲良しご夫婦です。
パトリシアさんは大阪で長く働いていた為、チームの皆さんの日本語の通訳を進んでしてくれています。
またパトリシアさんはブラジルでは弁護士をされている、多彩な方でもあります。
そんな働く女性の代表みたいな方ですが、
「私は愛するファレスと子供の為に生きてきた」とはっきり言われます。とても素敵な言葉ですね(^^♪
そんなお二人からお話しを伺って非常に驚いたことがありました。
それはパトリシアさんの何気ない一言だ、ファレスはパイプカットしてるのよ‼
え~え~それって あのパイプカット??思わずどうして?パイプカットしたのですか?と聞き返さずにはおれませんでした。
子供も3人もいるし、ブラジルでは普通なのよ、と言う。
聞くとブラジルでは40代以上の男性は4割はパイプカットしているという数字に驚いた。ちなみに日本の男性の実施率は1%にも満たないという。
しかももっと驚いたことにブラジルでは男性のパイプカットの手術費用は無料だという。
私はこの話しを聞いた時、日本よりとても進んでいる外国社会に驚かずにはおれませんでした。
アメリカでも女性の中絶問題が盛んに論じられているが、子供を産む、産まないの
選択肢のリスクを男性側に持たせる、それを国が医療費無料という形でサポートする。
へえ~ブラジル進んでるなあ。
パトリシアさんの提案ではあったが、フォレスさんはすぐに了承したというからこれまた私を唸らせる!
日本で奥さんから、主人にパイプカットしてと頼んだら、夫はどんな反応をするのだろうか??想像するだけでちょっと怖い気がする。
先進国と言われる日本だが、妊娠という女性のリスクに対する考え方はまだまだ日本は発展途上国だと私は思っている。
ジェンダー問題の可視化の為、このブログを書いている私にとって、このブラジルの当たり前が、日本の駄目さを浮き彫りにしているように思えてならなかった・・・・・
この問題、もう少し深堀したいと思いますが、このお二人のお話しはこれにて終わらせて頂きます!(^^)! つづく