妖香の店にいくようになって話をしていると一人で店をやっているということはわかった関東出身だということも聞いた。
2人でたわいもない話しをしていると時間があっという間にたってしまう
それだけ、俺にとって無駄な時間でないことは確からしいこの店はいつも客はほとんど俺一人だ
たまに他の客がカウンターで呑んでいるがそんな時を俺は1杯呑んで帰る。
その理由は俺自身が一番わかっている妖香が他の男と楽しそうに喋っているのを見たくないからだ
なんで?と聞かれも明確な理由などみつからない。
俺もよくわからないがいい気分になれないのが正直なとこだ
酒の店の女には、男はそんな感情しかわかないのではないかそんなことは決して珍しいことではないだろうと自分を納得させていた。
もちろん本人にも言わない、悟られにようにもしている妖香は気づいているのか?
「いつもお客さんがいると1杯ですね」
と無邪気な声で言う、その瞬間 黒い血が下半身に流れる
「有難うございました」の妖香の声に振り返りもせずに店のドアを乱暴に閉める
わからない感情が込み上げて呑んだウイスキーが食道を逆流してきそうになる。
その日は朝から頭がぼーっとしていた昨夜よく眠れなかったということは理由にもならない。
髪の痛みがひどいお客の施術にうんざりしていた最後の仕上げをアイロンでやっていた時だ
髪にアイロンがひっかかり、アイロンが落下したまずいっと思った瞬間にお客の腕に落ちてしまった。
俺が手で受け取ればさけれたことだったのかもしれないがなぜが手を火傷したくなかったのだ。
そんな手であの女に触れられない?
誰の思考?俺の思考なのか?
お客の腕に少し赤みが出た、当然のごとくその代金はもらうこともできず、見送るまで頭を90度から上げることはなかった。
その後の店長の蔑んだ目も、長い時間繰り返される嫌味の声もまるで耳に入らなかった。
早く妖香の店で強いウイスキーを呑みたいとぼんやり考えていた。
妖香の店は2時閉店の店だ、すでに2時は回っていた俺は、強いウイスキーを何杯も呑んでいた、妖香はだまってそんな俺の様子をみていた
もう遅いから看板を消すねと立ち上がった妖香の細い腕をつかんで引き寄せて抱きしめた
もう理性、知性など皆無の俺は、酒の力をかりて自分の欲望に従うだけだった
妖香の薔薇のような香りを嗅いだ瞬間、妖香の赤い唇に俺の唇を重ねたやわらかな皮の感触を確かめるように、舌で妖香の小さな舌のありかを確かめた
舌と舌が絡まったときには、妖香の吐息が漏れ出していた俺は妖香の細い首を自分に引き寄せて激しくキスをした歯も全部舌で感じた
そして、俺の手は妖香の白い2つの膨らみに優しくふれた
二人の理性の糸がほどけた瞬間だ
妖香のあらゆる液体を舌で感じた妖香の頭をカウンターにのせ、後ろから妖香の白い肌に俺のそれをおもいっきり突き刺した
俺がはてたのはそれから1時間後だ
俺が放心状態から正常に戻る時に、妖香は「青い」とつぶやいた青い?
俺は理由も聞かずに服を着て妖香の顔も見ることもなく、店を出た
自分の暗い、醜い心が見えてきて酒を吐き出しそうだった

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