夢はかなうの?54店づくり編 

朝方まで、BARで働き寝入っていると、ラインの着信で起こされる。

「すみません、今開けます」とぼさぼさの髪、寝ぼけ眼で社長のもとに。

そう今日は自宅をBARにする工事の初日だ!(^^)!

本来は昨年末から工事がはじまる予定だったが、コロナ禍、こんなご時世。

工事の延期を告げられた時は、すごくブルーになった・・・・・

しかし、ここをBARにしようと思いたってから早1年がたち、ようやくようやく夢に向かってここまでこれたのだ。

店舗部分の解体工事がはじまる。  

全幅の信頼を寄せている、猪俣社長とスタッフさん2人の後ろ姿が頼もしい。

バリバリ、ゴーゴー、と凄まじい音で工事がはじまった。

お昼に下に見にゆくと、おおっ!見事に壁がぶち抜かれていた。

ドアサッシも取り外されていて、小っちゃな家が、なんとなく店舗っぽくなってきたから素晴らしい。

普通なら工事の音も、うっせえわ!の歌のごとく、毒づくところだが自分の店の工事ともなると耳に心地よく聞こえるから、私ってゲンキンなやつ。うふふっ💛

すべてむき出しになり、今日は終了。

ドアをとってしまったので、新しいドア、窓が入るまで板で補強して仮の壁。

その上になお、ブルーシートをかけてくれた社長。「あれブルーシートが短いなあ!」などど、つぶやく社長がとても可愛らしいのだ。

ちょっと怪しい家に見えるが、今日はこれにて終了。

壁をはがしてみるとまた、ちょっと違う風景が見えてきたので、少し打ち合わせしてから社長とお別れする。

2人の合言葉はこの事業を楽しみましょう~だ!

ああ、どんな風なBARに完成するのか本当楽しみ!!

つづく

夢はかなうの?53京華さんの場合

繁華街の12月は稼ぎ時の為、当然取材の対象の方々も、私も忙しくて中々時間の折り合いがつかなかった為、第二弾が大変遅くなってしまったのです(-_-;)

今回取材に応じてくだされたのは、とあるキャバクラのナンバーワンの

人気の京華さん(仮名)。

とても透明感のある美しさを兼ね備えたキャストさんだ。

そんな京華さんがなぜ水商売に入るきっかけになったのかを尋ねると、友達と一緒に気軽な気持ちで店に入った、というシンプルな返答だった。

何か重い覚悟を持って水商売に飛び込んだのではない京華さんだが今年で9年目になるそうだ。

では接客業があっていたのですか?の質問の返答は意外なものだった。

私は人見知りなので、お酒飲まないと初対面ではしゃべれない、という。

そんな京華さんが、なぜ人気のキャストさんになれたのか、とても興味がわいた。

そのようなシャイな京華さんなので、最初は指名が全くとれない状況だったそうだ。

しかしそれが逆に京華さんの反動力となったという。

指名が取れて何ぼの世界である現実を目の当たりにして悔しさをにじませた。

そこで、京華さんはどうしたら指名をとれるのか思案して、2つのことを努力したという。

特別に聞かせてもらった!(^^)!  

①お客さんの名前を覚える

これはどの業種にも当てはまりよく言われるファクターだが、私はこれが苦手なので本当に聞いていて反省しきりでした。そしてもう一つは、

②お客さんと話しした内容をよく覚えておく

これはお客さんが喜ぶ大事なことだという。

そのようにしてゆくと自然と指名が増えていったのだという。

私は人気の京華さんにあえて質問してみた、ナンバーワンなる為に顔の綺麗さや、スタイルの良さは大事ですか??と。

もちろんそれも全く関係ないことではないが、一番大事なのは心だという。

つまり、お客の心をつかむのは、これまたキャストさんの心が大事なのだという。

う~ん流石だな・・・・私が男性だったら、やっぱり京華さんを指名するな!!

最後に京華さんの今欲しいものは何ですがと聞くと、お金が一杯欲しい、ととても自然にとても美しい笑顔で答えた。

私はなぜかその返答に京華さんの人柄をみたような気がした。

今回、弾丸インタビューだったので、どれだけ京華さんの魅力を、伝えられたかは、いささか疑問ではあるが、なんとか投稿できた。

京華さんは年末も休まず働くそうだ、身体に気をつけて頑張って欲しいと思った・・・

私は今日からお休みに入る。今日もどこかで頑張って働いている繁華街の女性達が笑顔で新年を迎えられることを心から念じてパソコンを閉じる・・・・・(^.^)

来年も次なる出会いが楽しみ!!良いお年を💛

夢はかなうの?52凛々子さんの場合②

凛々子さんがリストカットをするきっかけになったのは小学生だった凛々子さんが通っていた塾の先生のはなった一言だ。

「親に愛されたければリストカットすればいい」!!!

ええっ~そんなアホなことをいう大人がいるの???と私はにわかに信じられない思いだったが、しかし実際にこの無責任極まりない一言によって、凛々子さんは現実に腕を切ってみたのだそうだ。

当然、親にばれて叱られてその塾は辞めさせられたそうだが、凛々子さんはそれからリストカットを日常的に行うようになっていく。

凛々子さんは一人っ子で、両親が歳がいってからの子供だった。

平成生まれだし、さぞかし甘やかされて育ったのかと思いきや、その反対だった。

凛々子さんのご両親は大変厳しく、いつも何かを叱られていた、ときには手も出されたそうだ。

家庭は裕福だったが、その親の口癖は「何不自由なく育てたのに!」だった。

凛々子さんは自分は両親から憎まれているのではないかという思いに時々かられたという。

だから子供の時からいつも死にたいという思いが消えなかった。

そんな凛々子さんはリストカットによる温かい血と痛みだけが、生きる力になったというのだから・・・・・・

そのうち凛々子さんは腕以外にも、太腿をカッターや彫刻刀で切っていったという。

太腿は傷口がパックリ開くのですよね!の言葉を聞いたとき、私はファミレスにいることを忘れて、悲鳴を上げてしまった。回りの人ごめんなさい( ;∀;)

ちょっとの傷でも大騒ぎするビビリーの私には想像もできない凛々子さんの荒行だが、

実は今はリストカットはしてないのだそうだ。

私は少し安堵した・・・・・・・以下その理由だ。

大学生活ももうすぐ終わり、来年には昼の職種に就くことが内定しているそうだ。

そんな凛々子さんが現在も働くキャバクラでも大変なことは山ほどあるという。

凛々子さんが客から言われて一番怒りがわくのが、

「女は良いよね、身体を使って稼げるのだから」という言葉だそうだ。

ああ~こんな最低なことを口にする男がまだまだ一杯いるのだなあと唖然としてしまう

そして、客の8割、9割は家の愚痴か、会社の悪口を言うのだそうだ。

その割合の多さに私も驚いた。

そんな現実を嫌というほど知らされた凛々子さんはある時、とても理解ある優しい彼氏に出会い、心が癒されていったという。

リストカットをしていた凛々子さんを決して非難や意見などしないというのだ。

自分を理解してくれる人に出会えて心が穏やかになっていった凛々子さん。

だから、今はリストカットしようとは思わない、と。

リストカットは悪ではないと言い切る凛々子さんではあるが、リストカットしている自分にはもう戻りたくないと言った。

昼の就職をしても、休みに一日ぐらいはキャバクラで働いてもいいと言う。

それはなぜですか?と聞くと、やっぱり夜の街は楽しいですよ、と笑顔で話す。

凛々子さんのこれからの未来も、この笑顔が続けばいいなあ~と心から思った。

楽しそうに帰っていった2人の後ろ姿を私はいつまでも見送った・・・・・

凛々子さんの場合  お・わ・り

次はどんな人達が登場するのだろうか?? 私自身が一番楽しみにしているのかもね!!      つづく

夢はかなうの?51 凛々子さんの場合①

今年の6月から、BARで働きはじめて色々なことが知らされる。

10代の頃より東京にいた為、夜の街の代名詞と言えば歌舞伎町が真っ先にあがるが全国には大小はあるがそのような場所が必ずどこらかにある。

私の働くBARもそのような店が立ち並ぶ一画にある店で、とある県庁所在地の繁華街だ。

ある時、この街で働く女性を取材してみたいと思い色々な人にお願いしてみた。

今回応じてくれたのは、21歳の凛々子さん(仮名)である。

凛々子さんは大学生活の傍らキャバクラで働いている。

なぜキャバクラで働いているのかの、質問の第一声が、「ホストクラブにハマったから」という返答だった。

私はこの歳までホストクラブに行ったことはない為、その手の店の料金システムにはまったくの無知である。

もちろん各店舗によって違いはあるだろうが、凛々子さんの話をざっくり表すとこうである。

最初は1000円でよかったそうだ。

次に行ったときは10000円かかった、そこから推しホストができると、そのホストの為にシャンパンなどを入れた為、3回目で100000円となる、見事なほどゼロが増えてゆくわけだ。

その時の凛々子さんの心中はどうなのですか?と聞くと、楽しいし、喜びであり、必要とされているという思いが勝ったそうだ、

やがてその推しホストと付き合うようになり、そのホストの為にもっとお金を稼ぎたいと自分の身体を売ることまで考えたという。

そして一番驚いたのはそのホストと二人でリストカットをしあっていたということだ。

闇に堕ちていったんですかね?・・・・と声はいたって静かに凛々子さんは言う。

どこまで堕ちてゆくのかと私はドキドキしながら、凛々子さんの話しを聞いていたが他の人の助言もあり、凛々子さんは身体を売ることもなく、やがてそのホストは消えていったのだそうだ。

私は凛々子さんにそのリストカットの痕を見せてもらった。

なぜ、腕を切るのですか?の質問に凛々子さんは「温かいから・・・・」と答えた。

そして続ける リストカットするときは自分が冷たいというか生きている感じがしないという。ジンジンとする痛みに明日生きようという力が湧いてくるというので、リストカットをやめられなかったというのだ。

いつ頃からリストカットをするようになったのですか?

小学校5年からですね・・・・・

その腕は写真撮らせてもらっていいですか?という無神経な依頼にいいですよと明るく答える凛々子さんに私は少し感動した。

それは、凛々子さんはリストカットしていたこともまったく恥じていないし隠そうとも思っていない、これが自分の生きてきた証だからというように写真のアップもどうぞどうぞと笑って言ってくれた。

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笑顔がすごくかわいくて、お人形さんのようなくりくりした目の凛々子さんが

なぜリストカットしようと思ったのか・・・・・・  

つづく

夢はかなうの?50

圭さん、眞子さん結婚おめでとう!

圭さん、眞子さんが色々な困難を乗り越えて無事入籍されたことに他人である私でもほっとし、そして勇気ある会見に涙してテレビを見せてもらいました。

昼の報道番組を見てて、父の親の立場から見ると、とか、圭さんにしっかりして欲しい、とか

圭さんのお母さんに息子の為に何かしろという意見を正論のように称える、司会者などに私はうんざりした、昭和の時代だって親の反対を押し切って結婚した人達は一杯いたはず。

どんな理由があろうと他人が、愛し合う二人の結婚をとやかくいう筋合いがどうしてあるのかと私は首をかしげるしかない。

私達の税金で生きている人達だから勝手な結婚は許されないという意見ならばそれはあまりにも悲しい暴言だとしか思えない。

だってそんなところに生まれたことで、中傷、誹謗で苦しみ悲しむ方なら、そこから逃げれる方法が愛する人との結婚ならば、その人の選択でしょう??

皇室であれ、憲法、法律違反でないのであれば、人生の選択は人間としての権利ではないのか?

もし、それが許されない国なら、日本に未来の希望を私は見出すことはできない。

色々な勝手なことをいう人達がいる中、伝統を破って結婚された二人に私は少し、日本に明るい未来を感じた・・・・・

私も一昨年、組織の幹部に、私らしく生きたい、私をほっといて頂けませんがと、声を振りしばって泣きながら訴えた。

その答えは、「君は〇〇の看板を背負っているのだからそんなこと許されない」・・・・上司の仰る通りだと思った。

だからこそ私は残り少ない人生、看板を背負って生きるのか、自分らしく生きるのかの二者択一に答えを出したのだ・・・・そして今の私がいる。

過去も今も感謝の心で一杯なのは、自分の心にしたがって進んだからだ。

世間中で注目を集めているこのご夫婦が今後もご自身達の心にしたがって生きていける世の中であることを私は願いたい・・・・・

つづく

夢はかなうの?49

明け方までのBARの仕事に疲れてなかなかパソコンを開けずにいて反省しきり(:_;)

今日は夢に向かっていよいよリフォームの本格的打ち合わせの日。

午後3時にリフォームの社長と待ち合わせ。

今日もさわやかな笑顔の社長にとても癒された私でした!!

図面やイメージ図を見せてもらいテンション上がりまくりました。だってだって素敵なんだもん!(^^)!

予算のことを考えれば、明細見るまでは安心はできませんでしたが、何とかすれば何とかなりそうな見積もりでした。う~ん頑張るしかない・・・・

そこでお願いしますのGOサインを出し、さらに細かく打ち合わせしました。

梁??を確認する為に、壁を少し壊しました。

色々考えておられる社長の後ろ姿に私は心の中で、頑張れ!!と応援していました。

最後は頑張りましょうとの社長の暖かい言葉に私は恋する乙女の気分でプカプカです。

だってだってようやく工事がはじまるから・・・・・11月後半から工事に入りますの

社長のお言葉に、「待ってました!!」と叫びたい気持ちで一杯でした。

ああ~ようやくここまで来たよ~ 来年の1月完成予定!!!

昨年の今頃夢をもてば、夢はかなうのか?などどいう自己の問いかけに答える為に、ブログを書き始めた。

その当時にはお店を出せるスキルも金銭も何にもなかったのに・・・・・

また回りから、馬鹿かお前は?のお叱りを、馬耳東風よろしく、受け流し、よくぞここまでこれたものぞと自分でも信じられない思いです。 

さて、BARの名前をそろそろ決めようと思い、考えました!

その発表は次回にします。~だって素敵な名前だから取られたらやだもんね😩

誰がとるかっ!という突っ込みが聞こえてきそうですが 笑  つづく

夢はかなうの?48 BARで働いてみた!②

全国的にコロナ陽性者の増加により、北関東も緊急事態宣言が出て、いよいよ私が働くBARも休業になってしまった。

とりあえず9月12日まではお休みとなった。

ワクチン接種も2回目が終わり、少しは安心して働けると思っていた矢先のことである。

北関東も緊急事態が出るという報道がなされた日に、BARの社長から電話があり、私は驚く・・・・

クビと言われてもしかたないなあと思いながら話していると、

社長は「佳代さん悪いね、店は9月12日まで休みだけど、何とか保証金は出すから」という意外な内容に、こちらの方が恐縮してしまった。

しかも私のような店で働いてまだ1カ月しかたっていないペイペイに社長自らお電話を頂き本当に申し訳なりませんと電話の前で思わず頭を下げていた。

店に来る社長は厳しいところもあり、私は申し訳ないことに酔っぱらって社長に失礼を申してしまい、先日お詫びしたばかりだったのだ・・・・(´;ω;`)

何店舗も経営している社長はさすがに懐が深いというか、学ぶところが沢山あるなあと感動した。

ということで今回も時間が沢山できたので、読書しようと本屋にゆく。

まずはテレビで紹介されていた「花束は毒」著者 織守きょうや氏

う~ん面白。やっぱりミステリーは面白いとまたもや本屋にいって2冊買ってきた。

悪寒 (集英社文庫(日本)) [ 伊岡 瞬 ]   未来 (双葉文庫) [ 湊かなえ ]

これから寝っ転がって読もうっと!!!

つづく

夢はかなうの?47 BARで働いてみた!①

自分の店を出すまで勉強の為、隣の市のBARで働きはじめて1カ月経った。

慣れない仕事で毎日クタクタでとてもパソコンを開けることもできずにいた。

お酒のお付き合いもあり、酒に弱い私はすでに何回もぶっ倒れてしまった(:_;)

そんな中、8月に入り北関東のコロナ陽性者の人数増加により、マンボウに突入。

当然、私の働く店も酒の提供ができなくなる為、TOGO(持ち帰り)のみに変更せざるを得ない状況下となる。

ということで時間ができたのでようやくサボっていたブログに取りかかることができた。

そこでこの1カ月で知らされたことを書き留めておきたいと思った・・・・・

昼の仕事を何十年もしていた私が、いきなり夜の世界に飛び込んだのだからそれはそれは毎日が刺激的で驚くことばかりだ。

昼の仕事も夜の仕事も通ずるものがあり何も変わらないなどどいう言葉は私には通用しないほど、夜の世界は異次元の世界だった。

店によっても色々異なると思うが、私の入った店は、キャバクラのアフターなどに使われるその業界の人が集まる店だった。

普通に生きていてあまりお目にかかれないものを目にする。例えば、全身タトゥーを入れてる人とか、墨を入れている人とか毎日のように来店してくる。

顔にピアスなどは当たり前。スタッフが口のピアスを外した時には、私は思わず悲鳴をあげてしまった。ビビリーですみません( ;∀;)ちなみに私も耳ピアスはしています。

お客もスタッフも酔っていて、シラフで洗い物をしているととても自分だけ浮き上がっているのではないかという変な錯覚に何度も陥った。

電車通勤

皆が就寝するころに、店に向かう私・・・・昼夜逆転の生活になって得したことが一つある。体重が減ったことだ!(^^)!

つづく

夢はかなうの?46ジェンダー問題

WOWOWで話題の映画を録画していたことを思い出し、空き時間にちょっと観ようとした映画に衝撃を受けた。

Girl/ガール」 第71回カンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞した作品だ。

トランスジェンダーを取り上げた作品ということなので録画したが、ドキュメンタリーのようなリアルな展開にとても胸が苦しくなった・・・・

★ここからネタバレ注意

主人公のララが男に生まれた苦しみをリアルに描いている作品で、家族にも学校にも友人にも、トランスジェンダーを認知されていて、16歳の女性として生きているところからはじまる。

ホルモン療法、また女性への外科的手術も予定されている、もちろんメンタルを受け持つカウンセラーもいる。

何が不満なのかと雑な意見をいう人もあるだろうが、主人公にとってはもう男性の身体であることや、男性性器の存在さえが苦悩になっているのだ。

もちろん、友達のいじめや、好きになった男性の前ですべてをさらけ出せない苦しみもあるだろうが、女性のララが男性の身体を持つことの苦しみ、違和感は回りの理解や愛だけでは乗り越えられないものなのだということがわかった。

だからララは自分の男性器を自らの手で切り取るという最終手段を決意したのだ。

もし、好きな男性がその身体のままでいいよといっても、回りが女性として受け止めてくれても、主人公にとって男性器は苦しみでしかなかったのかと思うと切なくなった。

この映画に賛否が分かれていて、シスジェンダーが作った映画と言われて、本当のトランスジェンダーが描かれていないなどという意見もある、しかしモデルになったダンサーの本人はこれは間違いなく私の苦しみだとあとに告白している。

シスジェンダーの私にはもちろん分からない苦しみではあるが、私がこの映画を観ていて、自分と重なった部分があったのは、私も全く違う職種から、今BARに勤めていてたまにとても息苦しさと孤独感に陥ることがある、異次元にいるという思いを悟られてはいけないと、無理に笑顔を浮かべているその顔が、ララがいつも回りに向けている笑顔と重なってしまったからだ・・・・・

ララが女性の身体を手に入れて、本当の意味で笑顔になれるようにと願った・・・・・・

そして私も自分の居場所に辿り着くために、今日の笑顔なのだと仕事にゆく!!

つづく

夢はかなうの?45

先日受けた食品衛生責任者の講義の許可書が届きました。

少しづつですが、前に進んでいるように思えます。

しかしBARで働いていますと、色々な人の出会いがあります。

水商売は何十年も経験している人から、私は水商売をなめているよねなどど辛辣な意見を言われる人もあります。

そんな時は別になめているという気持ちもないのだけど・・・・・ただそのように見えるのなら仕方ないとも思います。

まあ全く畑違いから来たのですから・・・・

そんな中でも、お客さんがたばこ代に使ってとお志しをくださる方もあります。

私はたばこは喫いませんが、応援してくれるお客さんに出会えとてもほっこりした気持ちになります。

まだまだ勉強することは沢山ありますが、一歩一歩進んでゆきたいと思います。

つづく