わたし図書館


予定のバリ旅行も、国内旅行も新型コロナの影響で、中止となり、ブログのサボり気味を反省し、ステイホーム中の読書感想文をアップ。

今回紹介する本は、本屋大賞を受賞した、「流浪の月」 凪良ゆう作です。

※ネタばれあり

300頁以上の小説です。

今回もまた、一気読みしてしまいました。

読み終わったのは朝方4時。

次の日のことを考える途中で止めて寝なくてはと思うのですが、主人公2人がこれからどうなるのかと思うと頁を止めることを私はできませんでした。

最初は主人公の彼女のもの言えない態度に、イライラが募りましたが、その彼女の苦しみに共感するうちに、これは一種の愛の形なのかとさえ思えました。

そして、作品全体を読み、私の根底の思いは一貫していて、今回も普通って何なのか?という自問自答でした。

普通の人はこうあるべきとか他人の行動、思考を当たり前のようにフィルターにかける、

そんなことは本当にこの世の中に必要不可欠なのか?と自他ともに問いたい・・・・

だって、常識とか、一般的な考えとか、そんなことが、教科書にならないことなど世の中には五万とあるわけで、彼、彼女の思いはそんなことでは変わるはずもなく、自然でなおかつ強い思いなわけです。

そして、最後読み終わって、愛でもない、恋でもない、友情でもない二人がただ一緒にいたいという願いが叶えられたことに、私はとても安堵したのです。

大勢の人が2人が一緒にいることを非難したり、罵倒したりしても、彼、彼女が思いのままに普通に暮らせるよう願いながら、眠りに着きました。

以上

流浪の月 [ 凪良 ゆう ]

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感想(8件)

投稿者: Kayo

美容師から 古典、歎異鈔などのセミナー講師への転身、30年間北は北海道から南は沖縄まで全国を講座に回る。 2020年に退職し、夢に向かっての奮闘記や、ジェンダー問題をブログにて公開中! ★Bar経営 ★メンタルヘルス・マネジメント®検定試験Ⅱ種合格

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