★小説 「赤い女 青い男」⑧

エピローグ 赤と青

あれから、3年がたった

優子は、今 沖縄の赤道にいる。

赤羽で子宮ガンを発症し、地元に戻って子宮を全摘する手術をし、抗がん剤治療を行なった

1年

自分の綺麗な赤を取り戻す 
生命との戦いを続けた1年間だった

現在は寛解にいたった

私は生き延びたんだ・・・・・

優子はこれからは、これからの人生は1人でもいい、強く生きようと空を見上げた。

そして海と空の青さが綺麗な沖縄にやってきた。

赤道のカフェでバイトをしながら、生活をしている優子。

沖縄ののんびりした時間

海に沈む、赤い夕陽に 深呼吸をする。

優子の赤は目が醒めるような綺麗な赤だ

海に映し出される赤を見ると優子は生きている生命の輝きに泣かずにはおれない。

功太、雄司の青を思い出すことはもうなかった。

今日もカフェのランチは満席だった、
なんとか最後の客が帰ったのは午後2時を回ったところだ。

「優子ちゃん休憩入って」のマスターの声を聞いて
ほっとして休憩に入り遅い昼食を済ませた。 

午後のオープンの為にドアの鍵を開けにゆくと、目の前には綺麗な青の海が広がっている

この綺麗は青は私の生命を脅かすことのないどこまでも広がる青。

目を細めてその美しさを見ていると、海の方から青い影が浮かんできた

ゆっくりと近づいてくる青い色

はじめは海の青さでわからなかったが、優子は人であることを確信した。

誰??功太?雄司? 

そんなはずはない

言いようのない不安

同じ過ちを犯す人間の弱さ

愚かさを痛いほど知っていた優子は、ドアノブを握っていた手が震えた。

2人の青と交わって、逃げて 優子は強くなったのだ

自分の選択は間違っていなかったことは確かなのだ・・・・

自分の赤々とした生命を守れるのは優子自身でしかないことを優子はわかっていた。

惹かれ合う赤と青 混じり合えない赤と青

「選択するのは私自身だ」と自分自身に言い聞かせて、赤い女は青い男に向かって思い切りの笑顔で「いらっしゃいませ」と店のドアを開けた。

お・わ・り

作者のメッセージに続く

この記事を書いた人

美容師からセミナー講師へ転職し、日本各地を回る
2020年に退職❗️夢はかなうの?やジェンダー問題をブログにて発信中
★Bar経営(CLEBAR)
★メンタルヘルスマネジメント®検定試験Ⅱ種合格
2026年7月 大阪店 Bar Hug's オーナー
 ホームページ:https://barhugs.jp/

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