夢はかなうの?38沖縄編2 

実は私ははるか昔に沖縄に住んでいたのだ。

仕事で半年ほどであったが、仕事がなければ、私はずっと沖縄にいたいと思っていた。

そして沖縄を訪れるのは10回以上である。

そんな私が今回申し訳ないことにはじめて訪れたのが、平和祈念公園である。

もちろん沖縄戦のことは知っているつもりだ。

歴史で勉強したし、テレビの報道でも目にはしている。

しかし生々しい、住民の証言や写真を見たときの衝撃はかなりのものであった。

自分の顔が悲しみに歪んでいるのがガラス越しに映った。

日本が悪い、アメリカが悪いなどの次元でない、人間の狂気の沙汰を目の当たりにしてただただ苦しかった。

戦争責任なんて言葉さえもう陳腐にしか思えない、凄まじい現実、歴史に打ちのめされた。

この時代に生まれていたならば、この凄惨な写真の死体の山の一人が間違いなく私だったに違いない。

人間はそんなに強くない、だからこそ極限状態にいれば少しずつ人は狂っていってしまう。

過去の歴史はそのように狂っていった人達を感じても、声に上げて言える時代ではなかったのだろうと思う。

現在はどうなのか??

今、コロナという病気と全世界が戦っている。

ここにも正解など未だみつからない中、正義という言葉で他人を攻撃する人達がいることも確かだ。

それが狂気となっていかないことを念じるばかりだ。

そしてそんな現代社会に私ができることはなんだろうか?と考えてその答えを

夢にして向かっていく・・・・・

今まさに夢に向かう私にとって学ぶところが沢山、沖縄にはあった。

私の大好きな、沖縄そば、ブルーシールアイス、海ぶどう。
しっかり食べました。

また来るね沖縄・・・・

つづく

夢はかなうの?37沖縄編1

人生の色々な節目に私は旅に出る!

この1年間の色々な自分の思い、行動を反復しての旅である。

そして夢にむけて・・・

本来は海外に行きたいがこの時期はそうもいかないので、海にゆきたいと沖縄に来た。

もちろん楽しい旅ではあったが、今回は別の視点からこの旅を語りたいと思う。

まずは、何気なしに行ったやんばるエリアでのこと。

沖縄本島の最北端に位置する。

ここでは国の天然記念物のヤンバルクイナという鳥が観れる。

入館500円で、たった一羽のヤンバルクイナがみれる。

名前はクーちゃん。

絶滅危惧種で、ここではこの1羽を大切に大切に飼育しているのだ。

この1羽を観る為に多くの観光客が訪れるという。

なぜそんな稀少危惧種なのかというと、色々要因はあるが、沖縄の方々が多くハブの被害にあった為、ハブの天敵である、外来マングースを沖縄にもってきた。

そのマングースがやがて北上し、やんばる地区に入り、ヤンバルクイナやその卵を捕食するようになり、絶滅危惧種となっていった。

また、ヤンバルクイナは飛べない鳥の為、多くの車にひかれてしまう。

だからあちこちにこのような本土ではみられない標識がある。

そして、人間が犬などのペットを森に捨てた為にこれまた、ヤンバルクイナを攻撃する敵となっていったのだ。

この説明を読んだ私は、何ともやり切れない気持ちになった。

人間を守る為にやったことが結果的に国の天然記念物を破壊してゆく。

そしてクーちゃん1羽を守る為、それこそ大人たちは必死に活動を続ける。

かくいう私も、「クーちゃん頑張って生きてね」と声をかけて、係の人に苦笑された。

人間が生きる為、仕方ないとは言いながら、自然界を破壊しているのは間違いないことなのだ。

その人間がまた、自然的に発生したコロナに右往左往して、色々な策を講じようとしているが、そこに大きな間違いがないことを私は切に願いたい。

そして人間も地球に生息する動物の一つにすぎないのだから、人間だけが特別だというおごりは恐ろしいと思いながら、やんばる地区をあとにした・・・・・

おまけ 海におよぐ私・・・・・

つづく